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NaOHのルーツCD(1)
「新世界より」ベルリンフィル カラヤン指揮 1964年
いきなり、クラシックですいません。でもワタシ自身の音楽へのコダワリを語る上にこのCDは欠かせないのです。
もともと、このアルバムはレコードとして自宅にありました。(写真→)両親が持っていたものです。それをカセットテープに入れたものを長いこと聞いていました。小中高校生の時くらいでしょうか。あるとき、テープではなくそのオリジナルのレコードを聞いて、ワタシは奇妙なことに気が付きました。さんざん聞きなれて鼻歌で通して歌える第4楽章で
知らない部分
があるんです。
「こんなところ聞いたことない」
「そんなことあるわけない」 という話になって、実際にワタシが聞きなれたテープを家族全員で聞いてみることになりました。
・・「確かに・・ない。」
・・「針が飛んでたんだね。」
今から考えれば、曲の展開があまりにも急すぎで、「なんで気が付かなかったんだろう」と思ったりもするんですが、この「針飛び録音事件」は結構自分にとってショッキングでした。
その後、針が飛ばないかじーっと聞きながらカセットテープにもう一度録音し直したのですが、やっぱりその「飛んだ」部分が近づくと、なんか緊張するんです。 「もう、録り直したから飛ばないんだ」って分かってはいるんですが。
大学に入って自宅を出て下宿をすることになりました。それからもしばらくはテープを聞いていたのですが、やはりCDが欲しくなりました。でもそのテープに書いてあったのは「新世界」「カラヤン」「ベルリン・フィル」というキーワードだけでした。そこで、CDショップに行ってそのレコードと同じ録音と思われるものを探したのですが、なかなか見つかりません。
それでもしつこく捜す中で「新世界」「カラヤン」「ベルリン・フィル」というキーワードを満たすCDを2枚見つけて買ったのですが、録音年が違うものでした(確か74年と79年)。それはワタシにとっては同じ「新世界」「カラヤン」「ベルリン・フィル」でも違うものなんです。
そう、決定的に違う部分が1箇所あるんです。
第一楽章の途中、何故かワタシの馴染みの録音ではティンパニの叩き方が違うのです。これは
新世界のスコアを買ってまでして
確認したのですが、その録音ではティンパニが
1音抜けてる
んです。 しかし、その録音をホントにテープが擦り切れるほど聞いていたワタシは第一楽章のその部分にティンパニが入ることが余計なこと(実際はそっちが正しいんだけど)のように感じてしまい、他の新世界が聞けない身体になってしまっていたのです。
最終的には帰省した時にレコードを押入れの奥から引っ張り出して録音年数を確認し、そのCDを注文することで無事手にすることが出来ました。
ただワタシが慣れているだけなのかもしれませんが、この1964年の録音はまだカラヤンが若い頃のエネルギッシュな、生き生きとしたいい演奏だと思います。新世界にこだわりのある人、いましたら是非このCDを探してみてください。
2008/03/12 NaOH
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