日記から戻る
過去日記ログ
他の月を見る



Chiekoのときどき日記


(2005/09)


2005/09/22(Thr)
心のビタミン
夏もようやく終わりかけてきましたね!日焼けや、汗によるビタミン・ミネラル不足?などで、夏の終わりはいつも体がだる〜いのです。口内炎にも悩まされます。そんな時はビタミン剤を補いつつ、野菜を食べるように心がけていますが、
心にもビタミンが必要!!と感じる今日この頃です。子育てと家事に追われる毎日では、刺激的な曲(?)も作れないよーん。そんな私の心のビタミン補給法。最近、昔買いためた漫画を本棚から引っぱりだして読み漁っています!というわけで今回はその話。
まず読んだのは、山岸涼子さんの「日出処の天子」。今でいう聖徳太子が10代の頃、厩戸王子と言われていた頃のお話です。幼少の時から、驚くほどの才知で朝廷の大人たちに物申し、女性と見まがう程の美貌を持ち、さらに人知を越えた不思議な力をそなえ、周りの人間を思うがままに動かしていく厩戸王子。その王子が唯一、心を許す人物が、朝廷における有力豪族・蘇我氏の息子の毛人(えみし)なのでした。二人の少年はふとした出会いから仲良くなるのです。が、いつしかただの「仲良し」から、かけがえの無い存在へ。。。毛人の恋愛、厩戸王子の嫉妬、政治的な思惑、政略結婚、近親相姦、、、などをからませつつ、物語が進んでいきます。話がどうなるのか・・・?というハラハラと共に、厩戸王子の孤独がなんとも切なく。その孤独が満たされるのかしら・・・?と期待(?)しながら読み進めてしまうわけです。あぁ王子。あんまりにもかわいそう過ぎる。あんなに才能も、人望も、権力も、全て手にしているように見えるのに、本当に欲しいものは決して手にできないなんて!溜息。史実にのっとって話が進んでいるので(物語の要はフィクションでしょうが)、ありえないと思いつつ想像が膨らむ。
そして、少年友情物ときてこれを外すわけにはいかない!という作品が、吉田秋生さんの「BANANA FISH」です。高校の頃、友達に貸したら、いつのまにかクラス全員に回っていました(笑)。場所はニューヨーク。主人公はストリートキッズのボスとして君臨する17歳の少年アッシュ。白人でプラチナブロンド、グリーンアイズ・・・容姿端麗さゆえに、小さい時から過酷な運命を強いられてきたのです。自分に優しいことを言って来る大人は全て敵。生き残る為に強くなる。誰も信じない。そのアッシュが、あるきっかけから「BANANA FISH」という謎を追いかけるストーリーです。ストリートキッズの勢力争いから、コルシカマフィア、チャイナタウン、さらには米軍や政府までも巻き込んだ壮大なストーリー展開もすごいですが、その中でアッシュは、日本から取材に来たカメラマン助手の少年・英二と出会うのです。アッシュは、サバイバルとはまったく無縁の英二に最初はとまどいつつも、少しずつ心を開き、いつしかかけがえの無い存在へ。。。そして英二も、アッシュを思って心を砕き、涙を流すようになるのです。でも、謎を追う中で、様々なひどい仕打ちがアッシュを襲う。ひどいっ!!アッシュの胸中を思うと、読んでいて泣きそう・・・でもそんな枯れ果てそうなアッシュの心を唯一癒すのが英二の存在であり、それ故に、いつしか英二はアッシュにとって一番の弱みとなってしまう。なんという皮肉。友情(?)って、告白するとか結婚するとか、そういうゴールの形がないから、この二人がどうなったらハッピーエンドなのか、なんて無いんだけど、二人が傷つかず幸せになって欲しい・・・とつい思ってしまう。そんな漫画です。サスペンス、バイオレンス満載だけど、その随所に、人の傷を思ってやるせなくなる、人の幸せを願う気持ち、大事な人を傷つけられた怒り、人を裏切る辛さ、ゆがんだ愛情、、、登場人物の心理描写が絶妙で、そこが魅了だと思います!吉田秋生さんの作品は大好きで、昔の「カリフォルニア物語」から「YASHA」までほとんど持ってます!どれも巧みなストーリー展開と、その中で描かれる人間の感情描写が好きです。日常ではあまり持つ機会がないような気持ちを、読んでいると味わわせてもらえるのです。(最新作はまだ読んでないな。連載終わったらまとめ買いしようかな♪)でも「BANANA FISH」は最高っ!!!傑作!!!

My Diary Version 1.21
[ 管理者:Chieko 著作:じゃわ ]